今日は、表彰朝会。上学年の表彰。
全国はがき筆文字展・全国書画展の表彰でした。
パソコンやメール、ラインなどのやり取りが多くなっている昨今、
手書き文字を見直す、はがきに文字を書くという習慣も大切にしたいものです。
この展覧会に取組んでみたことで、子どもたちにの心にも小さな変化が現われたことでしょう。
※第二回はがき筆文字展への本校の取組を紹介します。
全校児童が一枚の葉書に心をこめて。自分の思いを筆に託す』実践授業
今回の第２回全国はがき筆文字展は，前回取り組んだ３年，４年生の成果と課題を生かし，『書くことを楽しむ・美しい文字をめざす』という校内の書写に対する気持ちを高めるために，全校・合同授業で取り組んだ。
前回，はがき文字を書く際に，『届け宮古島への夢の葉書』と言うテーマで，宮古島の自然，文化，人々の暮らしを知るとともに，南の島から全国に発信される主催者の文字文化の高揚と継承の気持ちを子どもながらに感じることができたことは，大きな収穫であった。また，池田会長から宮古島の絵はがきを全校児童がいただき，沖縄名産の黒砂糖を書写学習の後に，全校でほおばったことも楽しい思い出となった。
年度末には，本校で招待作家・優秀作品の展示となる『第１回全国はがき筆文字展「全国巡回展・柴田展』の開催となり，子どもたちの文字に対する関心を大きく高めることができた。昨年度から，各種書道展やコンクールに積極的に参加させる機会をもち，多くの児童がチャレンジする気運が生まれた。
授業時には，地元の教育委員会・書道協会・愛好家の協力をもらい，教師と一緒に複数での指導を試みている。
また，小規模校の実態を踏まえ，児童が一同に介して授業に取り組む『全校書写』，異学年合同書写授業を通して，他学年との交流・・上級生が下級生に教えるという相乗作用を期待している。
今回の授業の取組概要と成果は下記のとおりである。
�．董璽泙髻ぜ�分の名前の漢字一字とした。名前の由来，親の願いを考えるこ とで，自分自身への愛着を感じとるとともに，未来の自分を創造すること で，志を育む機会とする。作品を見合うことで，お互いの名前の意味を知 り，相互理解を深めることにもつながった。
児童の作品の中に
＊“花”自分なりの花を咲かせたい【柚花】
＊“斗”北斗七星。星のようなスター選手になりたい。【悠斗】
＊“柚”私が生まれた日に柚子を植えたことを聞いた【柚奈】
また，文字への関心が高まった例として，
＊“莉”自分の得意な字だから【樹莉】
＊“美”名前の美と言う字を上手に書きたい【奈々美】
＊“創”名前には，創るという意味があることを知ったから【創太】
という作品も見られた。
�◆．魯�キの台紙の色を複数用意し，色，筆も自由とした。
自分の字にふさわしい配色を考える楽しさを味わせ，楽しく取りくませ
るようにした。配色を考えたり，字に合った色を探す様子も見られた。
�� 合同書写は，学年ランダムの席とし，異学年との交流を目的としている。 上級生の瞳が輝く時でもある。また，作成に地元書道家の協力もいただき指 導を手伝ってもらった。世代を超えた人との交流も子どもの情操教育には大 切なことである。
�ぁ＾譴弔虜酩覆鯀換擦納茲蠅�んだという共有体験は，仲間意識を高めるとと もに，文字を大切にしていこうとする共同体としての意識も高めることがで きる。このような体験の機会を多く持ちたい。
子どもたちへの合言葉は，『字は心の顔，きれいな字は一生の宝物』であ る。書に親しむ人は同じ想いを持っているはすである。遠い宮古島から発せ られた小さな想い。小さな子どもたちが，全校児童が同じ空間で感じ取った 感動の種は，子どもたちが字を意識しながら成長する過程で，日本のどこかで小さな花を咲かせるに違いない。そんな思いで，第三回目に挑戦させたい。
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