今日は,表彰朝会(下学年の部)を行いました。
先の,第二回全国はがき筆文字展出品者の表彰です。
がんばった成果が,形になると共に,いただいた賞状は,見事な手書きの浄書。生きた教材として勉強になります。昨年度の取組の成果も生きたようです。
 尚,下記に第一回全国はがき筆文字展取組の概要を紹介します。
『届け宮古島への夢の葉書』実践授業
 今回の,第1回全国はがき筆文字展は,日頃葉書を書く機会の少ない小学生に葉書に親しむ機会と捉えることと,書写授業の発展として,3・4年生全員で取り組んだ。
 上記のねらいに加え,今回の主催が沖縄県宮古島であることから,児童にとっては最も遠い未知の土地への興味・関心を高める場とするとともに,宮古島を知る絶好の機会になると考えた。
 たまたま,今回の事業について,後援団体の方から紹介されたことと,夏休みに私(校長)の知人が宮古島を訪れるという偶然も重なり,宮古島の情報収集と池田会長のこの展覧会に賭ける熱い思いを宮城の地まで届けていただいた。
 授業では,文字のテーマを『宮古島からイメージされる・宮古島に伝えたい一文字』とし,全員で宮古島の観光パンフレット,絵葉書を鑑賞した。
 きれいな海,おいしそうな食べ物,珍しい生物・・・・と子どもたちの中に宮古島の魅力が瞬時のうちに伝わった。
 わーきれい・・・という感想があちこちから聞かれ,作品のテーマには
『美』うつくしい海
『食』おいしいものを食べたい
『早』はやく行って満喫したい
『住』宮古島に住んでみたい
『方』宮古島の方言に興味を持った
『英』宮古島に行って英語を覚えたい・・・・などと,
 子どもらしい無邪気な夢が,葉書いっぱいに描かれた。決して上手な字とは言えないが,この活動を通して,宮古島の魅力,書く楽しさを体感するとともに,小さな体に,大きな夢の灯火をつけることができたことは,至上の喜びと感じている。
 作品は,校内に展示するとともに,全校に書く喜び・宮古島の魅力の輪が広がることを期待している。
 願わくは,この子どもたちが,いつの日か自分の力で,あの美しい海に囲まれ,自分の書いた葉書が送られた宮古島の地を訪れる日が来て欲しい。
 あの東日本大震災の後,宮城の子どもたちにとって,海は怖いものであった。今も,今後もそれは消えることではないかもしれない。しかし,一枚の葉書に込められた子どもたちの小さな夢が,遥か沖縄の海に届くことを祈っている。

2018年12月18日(火) No.282 (学校生活)

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