国際交流活動

 国際理解教育のねらいは,児童一人一人が互いの個性の違いを認識し,コミュニケーションをとっていく中で,思いやりの心を育て,豊かな情操を育む。また,他国の文化に触れることで風土や考え方を知り,人権や国情を超えて尊重し合う態度を育てることである。このねらいを達成するために,柴田小では次の4つを指導している。まずは「異国文化理解」である。諸外国の風俗・習慣・文化に興味や関心を持たせるとともに,多様な価値観に基づき,それらを正しく理解し,尊重しようとする態度を育てる。2つ目に,「自国文化理解」である。人々の生活様式や生き方・考え方や伝統的な行事などを学習することを通して,日本の国の文化や伝統を正しく理解し,それらを尊重しようとする態度を育てる。3つ目に,「自他の尊重」である。自分と異なるものの見方や考え方をする人々の存在に気付き,それを尊重する態度を育成する。また,そのことを通して自らの見方や考え方がより豊かなものになるように育てる。4つ目は,「コミュニケーション能力」である。自分の考えを持ち,他人の意見に左右されずに明確に表現し,互いの心を通い合わせようとする態度を育成する。また,マナーやエチケットを身に付けさせ,気持ちのよい生活を送ろうとする態度を育てる。
 本日は,インドネシア共和国,ラトピア,韓国の留学生を招いて,国際交流活動が行われた。留学生は,東北大学や東北学院大学に所属して,学んでいるという。活動の最後に校長として,子どもたちに話したことは「今も世界のどこかで戦争や紛争が起こっています。ぜひ,戦争のない世界になってもらうことが校長先生の願いです。そのためには,君たちは日本人として,いろいろな国のことを知り,理解することが大切です。戦争のない世界にするために,少しでも日本がその役割を果たさなければならないと思います。あなたたちは日本いや世界の将来を担う子どもたちなのです。」
2017年01月23日(月) No.13

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